工作機械600台を持つメーカが作った
稼働監視システムだからこそ。
工作機械IoTモニタリングシステム の 特長
特長.1
3つの取付け方法ですべての機械に取付け可能
工場のIoT化で重要なのは、機械の稼働データを「収集」して「蓄積」し、それを「活用」することです。その第一歩目の「収集」にデータの偏りがあると正しい知見を導き出すことは不可能です。双葉電子では、CNC接続・積層表示灯・電流、3種類のセンシング方法で、「すべての工作機械の稼働状況見える」化を実現。取得するデータを稼働に絞り、必要な機能/デバイスを選び抜いてワンパッケージ化しました。旧式から最新設備まですべての工作機械に、簡単に取付けられます。
CNC接続
稼働監視ユニット
差すだけ簡単。
アラーム内容を判別可能。
積層表示灯
稼働監視ユニット
バンドでまくだけ。
多彩な点灯・点滅パターンにも対応。
電流
稼働監視ユニット
カチッととめるだけ。
設備の時代を選ばないセンサ。
特長.2
使いやすく見やすいユーザーインターフェース
実際に使用している当社担当者と綿密な議論の末、現場で求められる本当に必要なメニューだけを表示画面に残しました。複雑な操作や、面倒な設定は一切ありません。シンプルな操作で、一目で分かる一覧表示。これこそが、現場で使いやすいユーザーインターフェースでした。
特長.3
無線機メーカーが作る安定した通信
「ラジコンのFUTABA」として培ってきた無線技術を活かし、安定した通信を実現。工場内にはたくさんの障害物があり、通信を妨げる要因も様々あることが自社内のテストで判明しました。現場・現物でのテストを徹底的に繰り返し、反射・回り込み性が良い920MHz帯を使用、更にダイバシティ機能 (※1) を搭載した機体を採用し、安定通信を実現しました。
※1 ダイバシティ機能:
アンテナを2本設置し、自動的に切換えて使用する方式。当社では1台の無線機に、つば付きアンテナを2本使用することで、アンテナダイバシティの効果を得ています。
◀ 中間処理機
◆ソフトバンク株式会社様と産業向けドローンの共同開発も行っています。
工作機械IoTモニタリングシステム で出来ること
導入メリット.1
すべての機械に取付けられるから、導入後すぐに
稼働率を「正しく把握すること」が可能になる。
従来の稼働率把握
機械 A
30%?
機械 B
80%?
機械 C
?
機械 D
?
曖昧な数字や、把握不可能な機械の存在により稼働率把握は諦めていた。
工作機械IoTモニタリングシステム導入後
機械 A
32%
機械 B
76%
機械 C
62%
機械 D
68%
正確な数値が分かるから、ライン全体・工場全体の稼働率が把握できる!
工場内のすべての工作機械の稼働率が分からなければ工場全体の正確な稼働率は割り出せません。稼働率が分からないから賃率がブラックボックス化し、その結果、製造原価も「たぶんこれくらい」としか言いようがありません。まずは工作機械全台の稼働を正確に把握することが重要です。
導入メリット.2
稼働率を正しく把握できるから見積精度を向上させることができ、受注確率を上げることができる。
こんな経験はありませんか?
あと1,000円安く見積を出していれば、
受注していたのに…
わずか1,000円の見積ミスが、
年間数千万円の機会損失となってはいませんか。
工作機械IoTモニタリングシステムがあれば
すべての機械の稼働時間を正確に把握できるから
全体の稼働率を正確に把握することができ
正確な稼働率から製造原価を算出することができ
見積ミスによる機会損失を減らすことができます
現場で「使える」稼働管理とは
一般的な稼働管理方法とその問題点
出勤・退勤の打刻情報から
稼働率を計算する方法。
徹底率は高いが、機械の稼働率を把握するには正確性にかける。
タイムカード
勤務時間内に何の作業をしたか、
手書きで書いてもらう方法。
記入時間が30分単位など大まかで、1~2時間/日 程度の誤差が生まれる可能性がある。ワーク加工中のチョコ停などの停止時間は反映しにくい。
手書き日報
作業指示書、バーコードリーダなど
を用い、作業のたびに入力する方法。
入力する人、しない人のバラつきが出たり、入力作業に集中するあまり肝心の段取り替え、設定値など品質管理に係る重要項目がおろそかになる懸念がある。
生産管理システム
作業者の意識に依存せず、分刻みの
機械の正確な稼働状況が把握・管理できます。
実際の現場で使用したからこそ分かる、
「実用的で即戦力」となるシステムの構築を目指しています。
双葉電子工業の
工作機械IoTモニタリングシステム
は
ここが現場主義!
ご活用ステップ
00
導入したらどうなる?
工作機械全台の稼働率情報は、売上向上、原価低減、受注率向上のための、第一歩目。言わば基礎中の基礎となる情報です。まずは自社のこの基礎データを正確に取得することを第一ステップと位置づけ、その後、習得度合いに
合わせて拡張していくことをご提案いたします。
01
まずは正確な稼働把握を。
すべての工作機械に工作機械IoTモニタリングシステムを取り付け、全台の稼働状況を正しく把握しましょう。この基礎データが、売上向上・原価低減・受注率向上のための源泉となります。
02
自社の現状を捉え見積に勝つ。
工作機械IoTモニタリングシステムに蓄積した稼働状況から稼働率を計算します。稼働率から賃率を割り出し、実際の加工時間に照らすことで製造原価を計算します。自社の製品製造原価が分かれば、「あと1,000円」お値引きしても良いか、悪いかがハッキリと認識できます。
03
得意・不得意の見直しを。
厳格な製造原価の見える化は、市場価値に照らした自社の「本当に得意としていること」の見える化にも貢献します。これまでなんとなく不得意だと感じていた部品の加工が、実は、とても高い利益を生んでいた隠れた御社のお家芸だったかも?しれません。感覚や慣例ではなく、市場価値をものさしに、得意・不得意の再定義が行えるようになります。
04
改善活動を始めましょう!
ここまで徹底的に自社のことを把握できれば、どこを改善すれば競争力が上がるか?も見えてくるはずです。QCサークル活動等により、その目標に向かって改善活動を行いましょう!
ご導入までの流れ
01
事前打合せ
ウェブにて事前打合せをさせていただきます。
現在、稼働監視についてどのようなお悩みをお持ちでしょうか?稼働監視されたい機械の種類や台数、工場内はどのような環境でしょうか?複数工場にまたがりますか?取付設置工事はどうしましょうか等、こちらからご質問させていただきますので、お聞かせください。
02
システムのご提案
事前打合せ内容を基に、最適な稼働監視ユニットの組合せ・中継機設置の組合せをご提案させていただきます。
ご提案に合わせておおよそのリードタイムや、概算納期・概算お見積金額を提示させていただきます。
03
正式見積
ご提案を気に入っていただけたら、当社技術員が伺い、現場お立合いの上で詳細な仕様を決定していきます。
事前打合せをもとにご提案したシステムが想定通りに稼働できるか、現場環境で機械チェック・稼働状況の定義、電波状況のテストを行い、正式な御見積書を提出させていただきます。
04
取付設置・運用
御社にて取付設置いただくか、もしくは当社社員が伺って取付(有償)させていただき、運用開始となります。
運用開始後も、担当営業がつき、しっかりとサポートさせていただきます。
古い機械から
新しい機械まで
双葉電子工業の
工作機械IoTモニタリングシステム
当社工場での取付例
1981年製 ガンドリルマシン
株式会社ミロク精機製作所 MEG-600NC
電流監視
非常に古い機械のため、積層表示灯が正常に機能しておらず、修理も不可能な状態でした。そんなときもこの電流監視ユニットなら稼働状態の監視が可能です。また別のNCフライス盤では、稼動停止後も主軸が回転しつづける仕様であったため1本の電流監視では稼働状態が把握できず、主軸回転中と軸移動の両方を監視することで稼働状態を判別することができました。古い機械や汎用機などにも幅広く対応可能です。
2011年製 門型ジグボーラ
安田工業株式会社 ybm-1224v
CNC監視
高精度加工を行う弊社恒温室内では当初、アラームの種類も判別できるCNC接続監視ユニットを利用し、Wi-Fiでの無線化を試みました。CNC接続監視自体は正常稼働しましたが、障害物の多い当社恒温室内では無線が上手く受信できず無線の方式を見直すことに。結局、当社が得意とする920MHz帯の無線機にすることで解決できました。この例や、他の事例ももとに、当社の工作機械IoTモニタリングシステムでは920MHz帯の無線を使用することになりました。
2015年製 複合加工機
オークマ株式会社 MULTUS B300Ⅱ